今回は、ホテルの客室清掃のお仕事についてご紹介します。ホテル客室清掃は、「ハウスキーピング」と呼ばれることもあり、ゲストがチェックアウトしてから次のゲストがチェックインするまでの間に、客室を隅々まで清掃し、未使用のリセットされた状態にするお仕事です。お客様がチェックインするまでの限られた時間の中で業務を完了させる必要があるので、清潔にするだけでなく時間管理も重要です。
目次
01.ホテルの客室清掃のお仕事内容
お客様がチェックアウトしてから、次のお客様がチェックインするまでの限られた時間で仕事をこなす客室清掃スタッフのお仕事。お部屋を初期状態にリセットし、次のお客様に前のお客様がいたことを感じさせないよう意識することが重要です。
1-1.ベッドメイキング
シーツや枕カバーなど寝具をクリーニング済みのものと交換し、しわができないよう綺麗にセットします。スピーディーに行うには、ある程度の練習と経験が必要で、最初は苦戦することもあるかもしれませんが、毎日の業務なので徐々に慣れてきます。また、ベッドだけでなく布団の場合もあります。
1-2.客室全体の清掃
ベッドメイキング以外に、部屋の掃除機掛けやゴミ回収、窓ふき、バスルームやトイレなど水回りの清掃も行います。窓は外を眺める際に手形が付く可能性が高いので、しっかりチェックしましょう。
1-3.備品の管理・補充
リネン(タオル類)やアメニティ、トイレットペーパーなどの補充を行います。足りないものがないよう全てをチェックし、ハンガーやテレビのリモコン、部屋で使用するスリッパなども確認しておきましょう。
1-4.館内全体の清掃
ホテルの客室清掃のお仕事は、状況により客室だけでなく、ホテル共用部の清掃も担うことがあります。お客様が少なく清掃する客室も少ない場合は、勤務時間が8時間担保できないことがあるので、客室の清掃が完了後、ホテルのロビーや階段、廊下などを清掃します。
02.客室清掃の1日の流れ
ホテルの客室清掃の1日の流れをご紹介します。
客室清掃は、通しシフトというシフト形態のことが多く、実際に働くスタッフさんからは働きやすいと評判です。
9時間拘束の8時間勤務で途中で1時間の休憩を挟むシフトです。一般的なアルバイトやお仕事と同じシフトで、ホテルのレストランや洗い場など他の職種の”中抜けシフト”と違い、体が慣れるのが早く働きやすいと言われています。勤務後や勤務前にまとまった時間が確保できるのも嬉しいポイントです。
●09:00 出勤
↳自分が担当する部屋の割り振りを確認。
●10:00 清掃
↳チェックアウト後、順次清掃開始。
●14:00 備品類の在庫管理
↳シャンプーなど消耗品の在庫チェック。
~1時間休憩~
●16:00 館内清掃
↳ホテル共用部の清掃。
●18:00 退勤
03.客室清掃に向いている人の特徴
3-1.掃除が好きな人
客室清掃のお仕事は、掃除が好きな人や苦にならない人のおすすめの職種で、部屋が清潔になることに達成感ややりがいを感じられることが重要です。また、接客業務とは違い黙々と作業することが多いので、接客が苦手な方や目の前の業務に集中して黙々と取り組める方にもピッタリです。
3-2.体力がある人
ベッドメイキングや水回りの清掃など、1日中身体を動かし動き回っていることが多く、足腰への負担もあるので、ホテルの客室清掃は体力が必要です。
3-3.同僚と協力できる人
ホテルの客室清掃のお仕事は、2名1組体制で行うことも多く、一緒に働く同僚たちとコミュニケーションを取りながら協力して業務を進める必要があります。裏方業務ではありますが、社内でのコミュニケーションは必須なので、個人プレイではなく同僚たちと一致団結し支え合いながら働くことができます。
04.客室清掃のやりがい
ホテルの客室清掃のやりがいやメリット、楽しい所をご紹介します。
4-1.達成感がある
客室清掃のお仕事は、一度使用された状態の客室を綺麗にリセットすることで達成感を得られます。1つの部屋を仕上げるのにかかる時間は30分前後で、担当する部屋が1つずつ綺麗に仕上がっていき、全ての部屋の清掃が完了する事でさらに大きな達成感があります。さらに、ホテルのアンケートなどでお客様から高評価をいただいた際には、さらに大きな喜び・やりがいとなります。
4-2.技術向上
ベッドメイキングやその他清掃は、誰でも最初から簡単にできるお仕事ではありません。特にベッドメイキングは、最初は不慣れで時間もかかってしまう人も多いですが、毎日の繰り返しの業務の中で経験を積むことで、徐々に上達してきます。スピードもUPし、業務効率も上がっていくのを自分でも感じることができるので、とてもやりがいに繋がります。また、「ホテル実務技能認定試験」や「ホテルビジネス実務検定」などの資格もあり、資格取得を目指すことでさらなる目標、やりがいに繋がりホテル業界でキャリアアップも目指せます。
05.客室清掃の大変なこと
同僚たちと協力しながら一つ一つ客室を綺麗に仕上げていくやりがいのあるホテルの客室清掃のお仕事ですが、メリットや楽しいことばかりではなく大変な部分もあり「ホテルスタッフはきつい」「客室清掃はやめとけ」と言われる要因にもなっています。
5-1.体力が必要
ホテルの客室清掃のお仕事は、ベッドメイキングや全体の清掃など常に身体を動かしており、体力が必要です。未経験の方でも挑戦できる職種ですが、技術習得までは少し時間がかかることもあり、特にベッドメイキングはある程度の練習と経験が必要です。
5-2.時間に追われる
客室清掃は、お客様がチェックアウトしてから次のお客様がチェックインするまでの間に清掃を完璧に済ませる必要があります。ゴールデンウイークや夏休み、年末年始、週末など繁忙期でホテルが満室の時は、清掃する部屋数も多く、綺麗さだけでなくスピードも求められます。客室清掃に初めて挑戦する方は、繁忙期を避けたタイミングで入職し、繁忙期を迎える頃には少しでも業務に慣れた状態にしておくのもおすすめです。
06.まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。今回は、ホテルの客室清掃のお仕事についてご紹介しました。客室清掃は、客室を綺麗に仕上げていくことで達成感を得られるお仕事で、同僚たちと協力しながら業務を進めるので未経験の方でも挑戦できます。近年、清掃は外部業者へ委託するホテルも増加しており、客室清掃のリゾートバイトは求人数が減少傾向にありますが、Jobチケットなら北海道から沖縄県まで全国各地に求人があり、寮完備で住み込みで働くことができます。また、Jobチケットは寮費・光熱費・食費無料で、便利な前払いサービスも利用可能。中には時給1200円・1300円の高時給求人もあり、2ヶ月程度の短期で始められるので、是非Jobチケットでホテルの客室清掃のリゾートバイトを始めてみませんか?
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