今回は、ホテルや旅館の調理補助のお仕事についてご紹介します。調理補助は、調理人やシェフ、調理スタッフの業務がスムーズに進むよう補助するお仕事で、お皿の準備や盛り付け、食材の下処理が主な業務です。調理経験がない方でも挑戦できる簡単な求人も多いですが、調理スキルを磨きたいという方に合った求人もあり、業務レベルは求人毎に異なります。
目次
01.調理補助の仕事内容をご紹介
調理スタッフが厨房でスムーズにお仕事ができるようサポートする調理補助のお仕事は、あくまで”補助”業務の為、調理経験がない方でもできる簡単な業務も多く、アルバイトでキッチンの経験がある方や自炊経験のある方は経験を活かして活躍できます。
1-1.調理器具の準備
調理スタッフがスムーズに調理できるよう、スムーズに提供まで運べるようサポートする為に、調理器具や食器の準備は調理補助スタッフが行うことが多く、お皿を並べたりします。和食の会席料理などは、複数の小針を並べて使用することも多く、並べ方は決まっているので見本に合わせて正しくセットしましょう。
1-2.食材の下処理
食材のカットや加熱、調味料や食材の計量を行います。食材のカットは簡単な野菜のカットなどをお任せしますが、勤務先によっては調理補助スタッフは包丁を触らないこともあり、その場合はその他の業務のみとなります。
1-3.盛り付け
完成した料理の盛り付けや仕上げのソースかけも調理補助のお仕事で、見本の写真が用意されていることも多いので、覚えるまでは見本を見ながら正しく、そして見栄え良く盛り付けましょう。また、お皿が汚れていないかなどもしっかりチェックし、お客様に提供できる状態へ仕上げます。
1-4.ライブキッチン
ホテルや旅館の調理補助のお仕事は、勤務先によりバイキング会場にライブキッチンがあり、そこで簡単な簡単な調理と接客をすることがあります。調理補助スタッフがライブキッチンに立つことはレアケースではありますが、お肉を焼いたり天ぷらを揚げたり、スープをよそってお客様に提供します。接客が苦手で調理補助を選ぶ方は、ライブキッチンがないか事前に確認しておきましょう。
1-5.洗い場・清掃
洗い場は、洗い場専属のスタッフがいることが多いですが、状況に応じて調理補助スタッフも洗い物をします。そして、出勤直後や退勤前には調理場の清掃を行い、常に清潔な状態を保つようにしましょう。
02.調理補助の1日の流れ
調理補助スタッフの1日の流れをご紹介します。
調理補助スタッフは、朝食と夕食の時間帯のお仕事がメインで、中抜けシフトの求人が多く、1日の内「朝～昼前」「夕方から夜」の2回に分けて働くイメージです。
朝と夜の勤務がメインで、昼から夕方は長い休憩に入る勤務形態のこと。ホテルや旅館は、お客様がチェックアウトした昼頃から次のお客様がチェックインする夕方までの間、お客様が減る為従業員は休憩に入ります。
●06：00 出勤
↳朝食の仕込み作業。
●08：00 調理の補助
↳食器の準備や盛り付けなど。
●10：00 後片付け
↳厨房を清掃し朝食勤務は終了です。
～中抜け休憩～
●17：00 仕込み
↳夕食に向けて仕込み作業。
●19：00 調理の補助
↳朝食よりも扱う品数が多く忙しくなります。
●21：00 後片付け
↳厨房を清掃し翌日の準備。
03.調理補助に向いている人の特徴
3-1.料理が好きな人
調理補助のお仕事は、未経験や無資格でも挑戦できる点が魅力のひとつですが、アルバイトでキッチン経験のある方や自炊をしている方は経験を活かして活躍でき、料理が好きな方はすぐに業務に慣れて職場に馴染むことができます。また、野菜の切り方など少しでも知識があると活かせる場面もあります。
3-2.コツコツ取り組める人
調理補助スタッフは、未経験OKの求人が沢山ありますが、教わったことをコツコツ上達させていくことが重要で、単純で地味な作業を任されることもありますが、飽きずに集中して取り組める方に向いています。また、調理場で働くスタッフとして、衛生管理への意識の高さは必須です。いつでも安心・安全の料理をお客様に提供できるよう、調理環境はもちろん、自身の身だしなみ・清潔感も意識し、爪は短いか、髪はしっかりまとめているかなど厨房に入る前に必ず確認しましょう。マスク着用の義務がある職場では、必ずマスクを着用し鼻マスクやマスクで隠れる髭なども避けましょう。
3-3.同僚と協力できる
調理補助スタッフは、厨房にいるシェフや調理人、その他調理スタッフや、レストランのホールスタッフ、洗い場スタッフとのコミュニケーションも必要です。裏方業務ではありますが、周囲としっかりコミュニケーションを取る力は必須で、情報を共有しながらお客様へ出来立ての美味しい料理が提供できるよう務めます。
04.調理補助のやりがい
調理補助スタッフのやりがいやメリット、楽しいところをご紹介します。
4-1.スキルアップできる
調理補助のお仕事の特徴として、勤務先により業務レベルが幅広い点が挙げられます。包丁を使わず完全未経験の方でもできる求人もあれば、アルバイトや自炊の経験を活かして働ける求人、将来的に調理人やシェフを目指し経験を活かしながらさらなるスキルアップができる求人などさまざまです。自分に合ったレベルの求人を選び、少しづつスキルアップを目指すことができ、調理補助から始めたお仕事を、補助ではない調理スタッフの一員としてキャリアアップすることも可能です。経験はあるが自分のスキルで調理スタッフに挑戦するのは不安…という方はまずは調理補助で始めてみて、実際に同じ厨房で調理スタッフの業務を見てから異動するのもおすすめです。
4-2.縁の下の力持ち
調理補助スタッフは、まさに縁の下の力持ち的な存在！調理人が自分の業務に集中しスムーズにお客様へ料理を提供する為に欠かせない重要なポジションです。食事はホテルや旅館の印象を決める大切なポイントで、それに自分が関わっている、支えているという意識を持って取り組むようにしましょう。自分のこのホテルの調理場の一員という自覚をしっかり持つことで、アンケートや口コミで料理を褒められた際には大きな喜びを感じられます。
05.調理補助の大変なこと
未経験からスキルアップも目指せる調理補助スタッフのお仕事ですが、メリットや楽しいことばかりではなく大変なこともあり、「ホテルスタッフはきつい」「しんどい」と言われる要因にもなっています。
5-1.効率の良さが求められる
調理補助は、お皿の準備から盛り付け、片付けまで複数の作業が同時に進むことがあります。もちろん正確さや綺麗さは重要ですが、何かひとつに時間をかけすぎてしまうと他の業務が滞ってしまう為、効率よく動くことが求められます。最初から効率良く動くことは難しいですが、毎日の業務で徐々に慣れていくので周囲とコミュニケーションを取りながら効率の良い業務ルーティンを作れるようにしましょう。
5-2.イレギュラーがある
ホテルや旅館は、食材のアレルギーがあるゲストがレストランを利用することもあり、その際は誤ってアレルギーの食材を使用した料理を提供しないよう厳重な注意を払って業務を進める必要があります。もちろん料理長や社員さんを始め全スタッフさんが常に意識をしていますが、自分自身も意識を持ち誤りがないように気を付けましょう。何事の迷ったらお客様に提供する前に確認しておくことが大切です。
06.まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。今回は、ホテルや旅館の厨房で働く調理補助スタッフのお仕事についてご紹介しました。調理補助スタッフは、勤務先により業務レベルが異なる為、まずは自分のスキルや経験に合った勤務先を選ぶことが重要です。Jobチケットは、北海道から沖縄県まで全国各地に調理補助の求人があり、お仕事探しから勤務終了まで担当コーディネーターがしっかりサポートするので安心してご勤務いただけます。また、寮費・光熱費・食費無料で生活費をかけずに住み込みで働くことができ、時給1200円・1300円・1400円の高時給求人もあります。調理補助のお仕事に少しでも興味をお持ちの方！まずは話を聞いてみるだけでもOKなので、是非お気軽にご応募・お問い合わせください。
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