ホテルのフロントスタッフは、ホテルの受付でチェックイン・チェックアウトの対応や予約管理、電話対応など接客業務をメインに担うお仕事で、「ホテルの顔」とも呼ばれるホテルの第一印象を決める重要なポジションです。また、お客様だけでなく、ホテル各部門(宿泊・料飲・宴会・管理・営業・調理)とコミュニケーションを取り連携を図るのもフロントのお仕事です。
目次
01.フロントスタッフのお仕事内容
「ホテルの顔」「花形職種」とも言われるフロントスタッフのお仕事は、チェックイン・チェックアウトなどのお客様対応をメインに、ホテル全体を司る総司令部のような重要な役割を果たします。
1-1.受付
フロントスタッフのメイン業務であるチェックイン・チェックアウトの対応や、館内の説明・案内、精算を行います。お客様と直接コミュニケーションを取るので、爽やかな笑顔で出迎えましょう。また、最近は事前にネット決済を済ませるお客様も多いですが、宿泊中に入浴料金やドリンク代などが発生するとチェックアウト時に精算となるので、間違えないよう責任感を持って取り組みましょう。また、外国人観光客の方が来た際には語学力を活かせる場面も。
1-2.予約管理
ネット予約や電話予約の受付、管理もフロントスタッフのお仕事です。ホームページや旅行会社からの予約情報を確認し、客室の空き状況の確認や部屋の割り振り、予約情報の入力等を行います。また、予約の変更やキャンセル、その他問い合わせにも対応します。PC操作や電話応対が付随するので、事務職や営業職の経験も活かせます。もちろん初心者の方もOKで、最初は慣れないことが多いかもしれませんが、毎日の業務なので徐々に慣れてきますよ。
1-3.ベル業務
ベルスタッフは、フロントスタッフと別で募集を行っているホテルもあれば、フロントスタッフが兼務することもあります。ホテルに到着したお客様を笑顔で出迎え、車両誘導やお荷物のお預かり、客室までの案内を行います。お客様がホテルに到着して最初に関わるのがベルスタッフなので、ホテルの第一印象を決める重要なポジションです。経験がなくてもホスピタリティ精神を持ち笑顔でお出迎え・お見送りができれば問題ありません。
1-4.インフォメーション
フロントスタッフは、お客様と直接コミュニケーションを取る機会が多く、お客様からしても最も話しかけやすいポジションなので「一番近いコンビニはどこ?」「周辺のおすすめの観光地は?」などさまざまな質問を受けることがあります。お客様からすると、ホテルのスタッフはホテルの事や周辺の事について詳しい、と思われているので、周辺環境や慣行情報はある程度頭にいれておくと良いでしょう。実際に観光スポットを訪れてみるのもおすすめです。
02.フロントスタッフの1日の流れ
フロントスタッフの1日の流れの一例をご紹介します。
フロントスタッフのシフトは、早番・中番・遅番の3つの形態に分かれていることが多く、交代で業務を回します。担当する時間帯により細かい業務内容は異なりますが、リゾートバイトの場合早番・中番は「デイフロント」、遅番は「ナイトフロント」として分けて募集が行われることがほとんどです。
●7:00 引き継ぎ・情報共有
↳遅番スタッフから業務の引き継ぎを行い、当日の業務をチームで確認します。
●9:00 チェックアウト業務
↳チェックアウト対応、精算など。
●12:00 宿泊者情報の確認
↳当日の宿泊者情報を確認し、客室の割り振りを決める。
●15:00 チェックイン業務
↳チェックイン対応、館内の案内。
●20:00 お客様対応・予約管理
↳未到着のお客様へ連絡し状況確認。翌日以降の予約管理、情報入力。
●22:00 客室からの内線対応
↳宿泊客からのモーニングコールの受付やお問い合わせ対応。
●24:00 館内の巡回・翌日の準備
↳館内の見回りや予約管理、経理業務。翌日のオペレーション準備。
03.フロントスタッフに向いている人の特徴
3-1.接客が好きな人
フロントスタッフのお仕事は、お客様対応がメインでチェックイン・チェックアウトの対応以外にも、電話での予約受付や問い合わせ対応、取引先など外部からの電話に出ることもあります。フロント業務の経験がない方でも、接客経験のある方や人と関わるのが好きな方におすすめの職種で、笑顔でお客様をお出迎えするなどホスピタリティ精神が大切です。
3-2.臨機応変に対応できる人
毎日違うお客様の対応をするフロントスタッフは、お客様一人一人へ適した対応が求められます。お客様により予約のプランやサービス内容もそれぞれ異なる為、決められたマニュアルをベースに、臨機応変に対応する力が必要です。最初は誰でも分からなくて当然!お客様の質問に対し回答が分からない場合は、「確認いたします。」と一言お伝えし、先輩スタッフや社員さんに確認しにいきましょう。分からなまま曖昧な回答をしてしまうと、返ってお客様を混乱させてしまうこともあるので、注意しましょう。
3-3.体力がある人
フロントスタッフは、カウンターの中でチェックイン・チェックアウトの対応をしているイメージが強いですが、実際はフロントやロビーなど館内を歩き回る場面も多々あります。また、お客様の荷物をお預かりしたり重たい荷物を運ぶ業務も伴う為、体力は必須。パンプスや革靴を履いて業務することが多いので、出来るだけ履き慣れた靴を選びましょう。勤務先により、ヒールがないパンプスやローファーもOKなこともあるので、事前に確認しておくのがおすすめです。
3-4.語学力を活かしたい人
フロントスタッフは、お客様とのコミュニケーションが必須なので、外国人観光客の方が来た際には語学を活かすことができます。留学経験のある方はもちろん、リゾートバイトでお金を貯めてこれから留学やワーホリに行きたいという勉強中の方にもおすすめです。アジア圏の観光客も多いので英語だけでなく、中国語や韓国語も活かせますよ。
上記のいずれかに当てはまる方は、是非フロントスタッフに挑戦してみてください。リゾートバイトはほとんどのスタッフさんが未経験からのスタートで、お仕事内容や施設の事は現地のアルバイト・パートの方や派遣スタッフさん、社員さんがしっかり教えてくれるので安心して始められます。
04.フロントスタッフのやりがい
フロントスタッフのやりがいやメリット、楽しいところをご紹介します。
4-1.お客様の喜ぶ顔が見られる
フロントスタッフは、お客様と直接コミュニケーションを取る機会が多く、お客様の嬉しそうな顔や感謝の言葉を直接受け取ることができ、大きなやりがいに繋がります。時には、理不尽なクレームや不満を受けることもありますが、それらを上手く消化するのも良い経験になります。
4-2.ホテルの中心的役割
フロントスタッフは、自分の部署の仕事だけでなく、各部署と連携を取りながら、ホテル全体を司る総司令部のような役割を持っています。ホテル全体の動きを把握する広い視野を持ち、責任感を持って取り組むことは大きなやりがいになります。
4-3.語学を活かせる
お客様対応がメイン業務のフロントスタッフは、外国人観光客の方が来た際、語学を活かすことができます。既に語学堪能な方はもちろん、勉強中の方も実践しながら働くことができ、国内留学気分も味わえます。文化も違う外国人観光客の方は、ホテルのフロントで言葉の壁という障壁なくスムーズにコミュニケーションが取れることは安心感につながり、とても感謝されます。
4-4.スキルアップできる
フロントスタッフは、正しい言葉遣いや対応が身に付き、ホテル全体を広く見ているので他の部署に異動しても経験を活かすことができ、ホテル業界でのキャリアアップも目指すことができます。また、ホテル業界から離れたとしても、フロントスタッフの経験は就職活動や転職活動で役に立ち、自信にも繋がります。
05.フロントスタッフの大変なこと
ホテルの顔としてお客様と関わるやりがいのあるフロントスタッフですが、メリットや楽しいことばかりではなく、大変なこともあります。
5-1.クレーム対応がある
フロントスタッフは、お客様の窓口的なポジションなのでクレームを受けることもあります。勤務先により、リゾートバイトの派遣スタッフはクレーム対応はせず正社員の方が対応することもありますが、理不尽なクレームや自分に非がなくても頭を下げて謝らなくてはならないことも。精神的にもしんどいクレーム対応は、「ホテルフロントのバイトはきつい」「やめとけ」と言われる大きな要因のひとつです。
5-2.覚えることが多い
チェックイン・チェックアウト対応だけでなく、予約管理や電話対応、館内の案内など幅広い業務を担い、お客様一人一人に適した対応が求められるフロントスタッフは、最初覚えることが沢山あります。電話対応やPC操作の経験がない方は、慣れるまで大変というスタッフさんもいます。最初は誰もができなくて当然!メモを取りながら前向きにい取り組み、徐々に慣れていきましょう。
06.まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。今回は、フロントスタッフのお仕事についてご紹介しました。フロントスタッフは、経験がないと初心者には難しそうというイメージがある方もいるかもしれませんが、リゾートバイトのスタッフさんはほとんどが未経験からのスタートです。ホスピタリティ精神を持ち、笑顔で接客ができる方なら未経験でも大歓迎!また、フロントスタッフのリゾートバイトは、時給1300円以上の高時給求人が多く、スキルアップしながらしっかり稼いで貯金ができます。Jobチケットなら、寮費・光熱費・食費すべて無料で、便利な前払いサービスもあるので、フロントスタッフに挑戦したい方はJobチケットでリゾートバイトを始めてみませんか?
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