アメリカ合衆国の新聞ニューヨーク・タイムズ紙で発表された「2024年に行くべき52ヵ所」に世界中の数ある都市の中から選出された山口県山口市。日本に住みながら、また、山口県に住みながらその魅力に気が付いていなかったという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、山口市が「2024年行くべき52ヵ所」に選ばれた理由を徹底解説していきます。
目次
02.山口市が選ばれたワケ
2-1.推薦者は誰?
2-2.なぜ山口市を推薦したのか
03.紹介された観光スポット
3-1.国宝 瑠璃光寺五重塔
3-2.洞春寺
3-3.湯田温泉
3-4.山口情報芸術センター
3-5.山口祇園祭
3-6.COFFEEBOY山口店
3-7.かんたろうおでん
01.ニューヨークタイムズとは
山口県山口市が「2024年に行くべき52ヵ所」に選出され、一時期ニュースでもよく耳にしていた”ニューヨーク・タイムズ紙”という言葉。聞いたことはあるし、名前からして恐らくアメリカの雑誌か新聞だろうという予想がつきますが、詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか。ということで、まずは山口市が世界中から注目を浴びるきっかけとなったこの”ニューヨーク・タイムズ紙”についてご紹介します。
The New York Times(ニューヨーク・タイムズ)は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市に本社を置く高級日刊新聞紙で、発行部数はアメリカ合衆国内で第3位を誇ります。そんなニューヨーク・タイムズの歴史は長く、創刊が始まったのは1851年9月。第一次世界大戦について書かれた記事で賞を受賞したり、1946年からはファッションの項目や、クロスワードパズルも掲載が開始されました。
当初はニューヨークだけで読まれる新聞でしたが、徐々にアメリカ合衆国全体へ広まり現在では地方紙でありながらも米国を代表する新聞となり、世界各地にもその名が知られるようになりました。そして現在は、当然のようにオンラインのデジタル化が大きく進んでおり、世界中どこにいても購読することができます。
ニューヨーク・タイムズでは、毎年恒例で”今年訪れたい世界の場所52ヵ所”を紹介しており、毎年世界中から注目を集めています。ここに選出されることにより旅行先として選ばれる可能性が上がり、海外から訪れる観光客が増加し経済効果も図り知れません。そんな中、2024年1月8日に発表された「2024年に行くべき52ヵ所」の3番目に山口県山口市が選ばれました。1番目は皆既日食を見ることができる北米全域、2番目は夏のオリンピックが開催されたフランスの首都パリ、それに次いで日本を代表して山口県山口市が選出されたことは、日本国内に大きな衝撃を与えました。
なぜ山口市が選ばれたのか、実際に書かれた記事の内容を基にご紹介していきます!
02.山口市が選ばれたワケ
山口市民も驚いたこの選出。日本では、民間調査会社ブランド総合研究所により毎年”都道府県魅力度ランキング”を発表していますが、山口県がトップにランクインしたことはなく毎年40位代が続いており、日本に住んでいても山口県を旅行で訪れたことがない、山口県に何があるのか知らないという方は多いのではないでしょうか。
ここでは、そんな山口県山口市が選ばれたワケを探っていきます。
2-1.推薦者は誰?
毎年恒例となっているニューヨーク・タイムズの”今年訪れたい世界の場所52ヵ所”は、世界各国のライターたちが推薦した都市の中から編集部が選んでいます。
山口市を推薦したのは、日本在住の作家で写真家であるクレイグ・モドさん。モドさんは、2023年に岩手県盛岡市を推薦し、その年の2番目に掲載されました。
モドさんは、アメリカのコネティカット州で生まれ早稲田大学への留学をきっかけに日本に住み続け、日本の隅々まで歩くことをライフワークとし、現在は神奈川県の鎌倉に在住。米国でも大学の講師を務めるなど国内外で活躍されています。治安が悪い地域で幼少期を過ごしたモドさんは、日本を訪れた際に「初めて、ちゃんと国が国民を守ろうとしているところに来た」「世界でも奇跡のように安全」と感銘を受けたといいます。
2-2.なぜ山口市を推薦したのか
日本全国を巡っているモドさんが、数ある地域の中から山口市を推薦したのは山口市民の温かさが大きな理由で、「山口市が今まで一番すぐに友人として受け入れてくれた町」と話しました。モドさんはその他にも街並みの綺麗さや、気持ち良く散歩ができるか、個人のお店に活気があるかなどを重視しており、山口市にはそれがあったと感じたそうです。
また、「山口市は”西の京都”と呼ばれることが多いが、単にそう呼ぶよりはるかに興味深い」と述べ、国宝・瑠璃光寺五重塔を始めとした山口市内の観光名所も魅力として挙げました。
03.紹介された場所
記事内で紹介された山口市の観光スポットを、いくつかピックアップしてご紹介します。歴史的建造物から、映画館や図書館が併設した近代的な施設、伝統あるお祭り、飲食店までざまざまな観点から紹介されており、山口市に行ったら必ず訪れたい名所ばかりです。
3-1.国宝 瑠璃光寺五重塔
記事内で”非の打ち所がない庭園と見事な五重塔”と称された国宝・瑠璃光寺五重塔は、山口市内の香山公園にあり山口のシンボルの1つです。山口に訪れたら必ず見たい五重塔ですが、残念なことに現在は雨や風などで傷んだ檜皮葺きの屋根を取り替える”令和の大改修”の真っ只中で、この改修工事は2026年3月までを予定しています。五重塔が見られない代わりに、最新技術を用いて光で五重塔を映し出す演出で公園を訪れた人々に楽しんでもらえるようにな工夫を施しています。
3-2.洞春寺
洞春寺は国宝・瑠璃光寺五重塔のすぐ近くにあるお寺で、趣深い境内にはお皿やカップなどの陶磁器が並ぶ”水ノ上窯”があり、元々お寺の納屋だったその工房は新しく綺麗ですがどこか懐かしい雰囲気が残る素敵な場所。山口市を推薦したクレイグ・モドさんは実際にここに訪れ、ここで出会った陶芸家の男性に対して「兄弟のように感じた」と思いを記し、山口市民の温かさに触れた魅力溢れる地として紹介しています。
3-3.湯田温泉
約800年もの歴史を持つ湯田温泉は、”美肌の湯”と呼ばれるアルカリ性の加肌によく馴染む柔らかい湯が特徴で、1日2,000トンも湧き出る豊富な湯量を誇るこの天然温泉は、女性観光客にも人気があります。また、湯田温泉には旅館などの宿泊施設もあり、この温泉をお目当てに山口市を訪れる観光客も沢山います。
3-4.山口情報芸術センター
山口情報芸術センター(Yamagushi Center for Arts and Media)通称”YCAM”と呼ばれるアートセンターで、映画上映やワークショップ、展覧会や公演会場など、多彩のイベントが開催される場所です。メディア・テクノロジーが目まぐるしく速度で進化している中で、私たちの生活も変わり、コミュニケーションのあり方も変わりつつある。そんなテクノロジーとの適切な向き合い方や可能性を探求できます。
3-5.山口祇園祭
山口祇園祭は、山口三大祭のひとつで室町時代から続く伝統の祭りです。地元の人々により約600年にわたり受け継がれている伝統あるこの祭りは、”西の京都”と呼ばれる山口県ならではの京都の祇園祭を取り入れた祭礼が始まりで毎年数日間開催され賑わいます。
3-6.COFFEEBOY山口店
温かみのある可愛らしいコーヒーショップ。美味しいコーヒーと共にゆったりとした時間を過ごすことができるこのカフェは、若者から年配の方まで幅広い年齢層の方に人気のカフェでテラス席が人気です。観光客はもちろん、地元の常連客にも愛されており厳選した良質なコーヒー豆を丁寧に焙煎することで、後味がスッキリとした一杯が出来上がります。旅の休憩にもぴったりですよ。
3-7.かんたろうおでん
最寄りの山口駅より徒歩15分の場所にある人気おでん屋”かんたろう おでん”は、商店街の飲み屋街の中にあるお店。店内はカウンター7席のこじんまりとしたお店で、店主の笑い声が響き渡るアットホームな場所です。山口市を推薦したクレイグ・モドさんは、ここでも改めて山口市民の温かさを感じたそうです。
04.まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました!今回は、ニューヨーク・タイムズ紙の”2024年に行くべき52ヵ所”に選出され世界中から注目を集めている山口県についてご紹介しました。人々が温かく、歴史的建造物など観光スポットも点在している山口県のリゾートバイトは、温泉やサウナを無料で利用できる求人もあり20代から40代50代まで幅広い年齢層のスタッフさんが活躍中。ここまで人の温かさについてご紹介してきましたが、リゾートバイトの勤務先もアットホームな雰囲気が強く、期間を延長するスタッフさんが続出しています。延長するスタッフさんが多く、なかなか新規の募集が出ないので気になる求人を見つけたらお早めのご応募、お問い合わせがおすすめです。まずは話を聞いてみるだけでもOKなのでお気軽にご応募ください。